AI時代の泌尿器科クリニック ~序章~
今までの外来というのは、私たち医師は、専門医として診断や治療するだけでなく、質問やお悩みに対する情報提供も行ってきました。
最近、ChatGTPなどを利用して、ご自身の症状や病気を調べる人が増えてきました。
もちろん時代の流れであり、インターネットを縦横無尽に利用できる方々にとっては、玉手箱のようになんでも必要な情報が手に入ると思われているのではないでしょうか。
個人的には、良質な情報をピンポイントで手に入れることができるのであれば、それはとても便利でありがたいことだと思います。
一方で、余計な情報を沢山集めてしまい、余計な心配をしてしまう方もある一定以上いることも留意しないといけないのではないでしょうか。
特に医療情報ではありがちな話しです。
数多く存在するインターネット上の医療情報が正しいのかどうか。ソースには情報として権威のある内容から他愛もない内容、場合によっては商業的に誘導していることまで、存在しています。それらを大きなテック会社が生成AIとして提供する情報は役には立つとは思うものの、もう少し専門色を高めたサイトで対応すべきではないかと考えております(東京泌尿器科医会のホームページで検討中)。
この辺についてはもう少し練りこんでお伝え、できればそのようなサイトを将来的に作成してみたいと考えております。
当院でもインターネット上のAI問診やホームページ上のチャットボット、自動カルテ作成AIなど、いくつかのAIを利用しております。