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性病について(男性編)

泌尿器科といえば性病を思い起こす方も多いかと思います。症状としては排尿時違和感や痛み、尿道から膿がでる、陰部に発疹や潰瘍などの変化がおきる、鼠径部のリンパ節が腫れるなど、様々です。クリニックでは診察・検査すれば診断できますが、今はインターネット時代で自己診断して受診する方も多く拝見します。最近はペニシリンが発見されて以来減少していた梅毒が急速に増えており、各保健所からも注意喚起が促されています(東京都感染症センター情報センター)。

ポイント①

クラミジアによる尿道炎が圧倒的に多く、理由としては男女ともに症状が軽くて気付きにくい点が挙げられるかと思います。症状は排尿時痛や痒み、一部に尿道からの膿の排出が認められますが、診断は尿中または血液中からクラミジアの抗体を検出する必要があります。

ポイント②

尿道からの膿の排出が多く、症状がでるまでの期間が数日と短い場合には淋病の可能性が高いと思います。

ポイント③

陰茎にあきらかな発疹ができているときは要注意です。痛みがあって小さな水泡が複数認められる場合にはヘルペスウイルスII型が、痛みはないが皮膚が剥がれた状態でその部分が少し硬くなっているのは硬性下疳(梅毒)が、カリフラワーのようなできものが認められ大きくなってくるようであれば尖圭コンジローマ(ヒトパピローマウイルス)が疑われます。

とにかく、上記3つに該当するような所見があれば要注意です。

 

また、HIVの検査をご希望の方や尿道炎の検査に咽頭の検査(淋病やクラミジア)を追加する際は、自費診療になりますので、ご了承ください。

 

 

※東京都は感染予防のため、東京都性感染症ナビを作成して認知度を上げる努力をしています(eラーニングあり)。

※梅毒罹患者、女性が20代に集中している。男性は20~50代が多い。理由をどう判断するか。様々な解釈が可能な中、ChatGPTに問うと日本の性教育について苦言を呈していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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