おねしょ・夜尿症の治療
赤ちゃんは、昼夜の区別なくおしっこをしまが、成長につれおしっこを膀胱に溜められる量が増えていき、夜のおしっこが減っていき、おねしょが無くなってきます。小学校入学までには、9割前後のお子さんがおねしょをしなくなります。ちなみに発生頻度は5歳で20-25%、6歳で15-20%、10歳で約5%、15歳で約1%であり、男子は女子よりも1.5-2倍多いといわれています。
親御さんは決して”起こさない”・”叱らない”・”あせらない”が昔から三大原則ですが、小学校入学以降でも、おねしょが続く症状を夜尿症といい、医療機関での受診をお勧めします。
原因
夜尿症のおもな原因は下記とされています。
- 抗利尿ホルモンと呼ばれる、排尿を制限するホルモンが十分に機能していない(朝までの尿量が多くなり漏れてしまう)
- 膀胱の容量が小さくおしっこを溜めていられない
- 生活のリズムが乱れている
- 心理的なストレス
夜尿症の治療について
夜尿症は成長とともに、改善していきます。小学校を卒業するくらいになるとほとんどが改善されますが、成人になっても続く場合もあります。やはり専門の医療機関で早期に治療することは有効です。現在は夜尿症治療のガイドライン※があり、治療の方法が明確になっています。
当院では、投薬やアラーム療法などを利用しながら、お子様にあった治療を行っていますので、是非お早めにご相談ください。