メニュー

尿路感染症と発熱

コロナ禍になり、泌尿器科に発熱で受診する方が散見されるようになりました。泌尿器科の病気で発熱するのかという話しですが、可能性はあります。多くは尿路感染症です。尿路感染症とはとても広い意味ですが、多くは膀胱炎になります。海外の方はUTI(urinary tract infection )と言う方がいらっしゃいます。基本的には尿路感染症は細菌感染であり、抗生物質を適切に投与し、水分摂取、体力温存(安静)が治療になります。原因や症状によっては入院になる方もいらっしゃいます。発熱するような場合には数日から一週間発熱が続いたり、特徴的な熱型としては一日に一回~数回、悪寒が起こりその後に38~39度程度まで発熱します。その後解熱剤を使用し、発汗すると熱が下がり、また半日から一日すると発熱するといった具合です。風邪(多くはウイルスが原因)の熱は一日中高かったりしますが、ウイルス感染か細菌感染かどうかを判断するにも、このように熱型はとても参考になります。

【病名】

泌尿器科症状と発熱を伴う病気を3つ挙げると、腎盂腎炎、急性前立腺炎、精巣上体炎になるかと思います。

腎盂腎炎であれば左右どちらかの腰背部(肋骨の下くらいの位置)の痛みと悪寒と発熱、急性前立腺炎だと排尿時痛や頻尿、尿が出づらいなどの症状と時に悪寒と発熱、精巣上体炎では左右どちらかの精巣の脇(特に精巣の後ろ側)のしこりや腫れと時に発熱を伴うことがあります。現在発熱するとコロナ感染を疑う人が多く、一旦はPCR検査を受けてから受診していただく方がいらっしゃいます。

【治療】

基本的には尿路感染症は細菌感染であり、抗生物質を適切に使用すること、飲水を多くすること(お茶でもポカリスエット系でも可、急性期は1日に1.5~2L程度)、無理せず体力温存が重要です。

特に結石性腎盂腎炎の場合には病院にて処置を行う必要があり、注意が必要です。

※ 発熱外来の問診では排尿症状がある場合にはきちんと伝えていただき、PCR検査が陰性であれば抗生剤投与をお勧めいたします。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME