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繰り返す膀胱炎(女性編)

膀胱炎といえば、女性に起こりやすい病気という印象があるかと思います。もともと細菌が尿道から膀胱へ入り込んで起こる病気であり、女性は男性に比べて尿道の長さが約3~4分の1であるので必然的に起こりやすくなります。

 膀胱炎を引き起こす細菌

原因になる細菌(起因菌)はEscherichia coli(大腸菌)が一番多く、その他にEnterococcus faecalis(腸球菌)、Krebsiella pneumoniae(肺炎桿菌)、Proteus mirabilis(変形菌)などが検出されます。

反復性膀胱炎

治療は抗生剤内服で殆どの患者さんが治癒または改善しますが、一部の方は比較的早期または反復して起こることがあります(6か月に2回以上または1年間に3回以上起こる)。原因としては治療後の細菌の残存または再感染が考えられますが、いずれにしても証明することは難しいと考えられます。泌尿器科でできることは、①膀胱炎になった時の起因菌を培養検査によって確認すること、②感染を繰り返すような基礎疾患や尿路の変形などが無いことを確認すること、③再発防止に向けて出来得ることを指導することだと思っております。

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